10月13日から始まった今年度のミシンサポートが先週24日にすべて終了しました。5年生も6年生も1回ずつ延長が入り、全9回の長丁場となりましたが無事に終えました。
家庭科の授業で5年生はクッション、6年生はバッグを作成しました。5年生は初めてのミシン、6年生は1年ぶりのミシンということで、子どもたちの見守りやアドバイス、トラブルへの対応などのサポートとして入りました。
どちらの学年もまだ完成までは行っていませんが、大部分を無事に終えることができました。
毎回5人から多いときには8人もボランティアが参加してくれて、非常に手厚いサポートとなりました。
5年生は初めてのミシン
5年生は家庭科でミシンを扱うのが初めて。そのため、ミシンの取り扱い方や各部の名称、注意事項などから始まります。
便利な道具である一方で、扱い方を間違えると大怪我をすることもあるミシン。しっかりと使い方を覚えてほしいですね。
続いてミシンの操作に慣れるために、糸を通さずにから縫いをします。返し縫いやペダルの踏み方、手の添え方を紙を縫いながら覚えていきます。
まっすぐ縫うためには針の部分を注視するのではなく、もっと手前の部分を見ることがコツです。抑えの切れ目と縫う線が直線になっているかを見ながら縫えばまっすぐに縫えるようになります。
最初は線から大きくハズレていた子も、あっという間にまっすぐに縫えるようになりました。
顔つきのクッション作成
5年生が制作するのはクッション。さらにそのクッションに目や口などのパーツをつけた顔つきクッションです。
つける顔のパーツは、クッションキットの中に型紙があり、その中から好きなものを選ぶか、自分でオリジナルのパーツを作ってもOK。
みんな思い思いの顔を作り始めます。
かなり個性的な作品も…。
元々の手順では綿を詰める前に刺繍や顔のパーツを付けることになっていましたが、布を縫う前に刺繍をしたほうがやりやすいだろうということで、順番を変更しました。
顔のパーツのところでかなり時間を使ったため、クッションに仕上げていく部分は見ることができませんでしたが、きっと素敵な作品に仕上がっていると思います。
6年生はバッグづくり
6年生は手提げバッグを作成しました。ミシン2年目ということで、「全然覚えていない!」と言っていた子もすぐに思い出していたようです。ミシンに上糸を通す際、針穴の直前に引っ掛けるフックがあるのですが、そこだけ通すのを忘れる子が多かった…。
普段から使っていないと分かりづらいところだと思うので、その部分が通っているのかどうかを手早くチェックします。
先生がすべての工程を写真付きで説明してくださったので、我々も安心してサポートに回ることができました。残念だったのは子どもたちがほとんど見ていないことくらい…。私にしてくる質問の答えは大体黒板にありますよ…。
こちらも個性あふれる作品に
6年生もバッグにフェルトや刺繍で飾り付けをします。昨年ランチョンマットで経験しているからか、どんどん個性的な作品ができあがっていきます。
かわいい犬の作品。写真はないですが、裏にはおしりが2つ並んでいました。
この作品では面白い刺繍でイニシャルを入れていました。並縫いでもバックステッチでもなく、おしゃれな感じ。今度何かの機会にやってみたい。
こちらはギターを2色の並縫いで。並縫いでできる隙間の部分に別の色の糸で並縫いすることで、バックステッチのように隙間なく、かつ色味を派手にできます。今度何かの機会にやってみたい。
複雑な形も何のその。非常に細かいパーツを作っている子もいてただただ関心するばかり。
ミシンも難しくなったけど
バッグは出し入れ口と持ち手という難しい部分があります。平面をまっすぐ縫うよりも難しい、すでに輪っかになっている部分を縫うというのは6年生もやや苦戦していました。私も苦手。
それでもしっかりしつけ縫いをして、ゆっくりと丁寧にこなしていきました。ソーイングを普段やっているボランティアの方々も難しい部分だから大変かも…と心配していましたが、みんなちゃんとできていましたよ。
今回作成した作品は、1月にある作品展で展示されるとのこと。そのため飾り付けの部分にしっかりと時間を使って仕上げています。
「面倒くさい」とこぼしていた子も、エンジンがかかれば黙々と集中して進めていました。どちらの学年も延長1回でボランティアが入りましたが、それでも収まりきらないほどの熱量でした。完成が楽しみですね。
1ヶ月以上続いたミシンサポート。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!
ミシンやソーイングに詳しくなくても、一緒にデザインについて考えたり、一緒に手順を確認するだけでも大きなサポートになります。来年度もボランティアを募集すると思いますので、ぜひ皆様のご協力をお願い致します!
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