プライベートゾーン講習

講演

とうとう6月に入ってしまいました。気がつけば今年ももうすぐ折り返しです。

清明小では6月5日よりプール指導が始まります。ここ最近は夏が暑すぎて、逆にプールに入ることができないということも増えてきました。暑いから入りたいのに…。
そのため夏休み中のプール開放もなく、7月終わりまでにプールの授業は終わってしまいます。

さてそんなプール開きを目前にした昨日、1年生と2年生向けにプライベートゾーンの講習を行いました。

じぶん だけの だいじ な からだ

NPO法人きよせラボのココロイキプロジェクトの皆様にお越しいただき、1年生と2年生に「からだ」についての出前授業をおこなって頂きました。

授業の関係で1時間目が1年生、3時間目が2年生と間が空いてしまったのですが、快く引き受けてくださいました。

まずは1年生から

まずは1時間目の1年生から。子どもたちに質問が投げかけられるたびに元気よく手を挙げる1年生たち。こんなに発表したがる子どもたちはいつからまばらにしかいなくなってしまうのだろう…とちょっぴり感傷に浸りながら見学させていただきました。

体にはたくさんのパーツや内臓があり、どれも自分にとってすごく大事なものということを、イラストを交えて教えていただきました。

そしてこれから始まるプールの着替えのとき、普段の友達との関わりのときに、みんながみんな大事な自分の体を持っていることを知り、自分の体も人の体も大事にしなければならないことを知ります。

嫌なことは嫌だと示す勇気

そんな相手の大事な体には乱暴はもちろん、勝手に触ったりはしません。同意があって初めて許されます。

そこで嫌だという気持ちを示す方法や、今はそういう気分ではないことを友だちに伝える方法を教えてもらいます。2人1組になって練習をしました。

ココロイキプロジェクトの方によるお手本を見て、実際に子どもたちもやってみます。

「手、つなごうよ」「ううん。」「わかった」

と、片方は手をつなぎたくて相手に同意を求めます。言われた方は今その気分ではないので断ります。そのあと、断られた方は相手の気持ちを知って手をつなぐのを諦めます。

断る勇気と、それを聴いて怒ったり無理やり手をつながずに諦める勇気。どちらも簡単ではありません。それでも1年生はちゃんと練習できました。

中には同意して手をつなぐグループもいました。自発的にそういうことができるのはいい事ですね。

2年生も改めて

昨年度もプライベートゾーンの講習を受けている2年生も改めて復習します。

内容は1年生と同じですが、わずかな間の時間で講演の流れを見直されていました。
多くの子どもたちに対して話をするというのは思っている以上に難しいものです。計画どおりに行かないことのほうが多いと思います。
でも1年生での流れを見直してすぐに対応されていたのを見て感激しました。

絵本の読み聞かせも

1年生のときも2年生のときも最後は絵本の読み聞かせをしていただきました。

「だいじだいじどーこだ? 」という絵本でプライベートゾーンについてや体のことに触れています。1年生も2年生もしっかりと聴いていました。みんな読み聞かせ大好き。

今回の授業は自分の体について相談できる大人を確認したり、自分の体の大切さ、同じく人の体の大切さを知る貴重な時間でした。

話の内容もすごく丁寧でわかりやすく、そして何より突拍子もない子ども質問にも全てしっかりと返すテクニック、さすがだと思いました。

また次年度以降もぜひお願いしたいところです。外国籍で日本語が苦手な子のために、英語などで作った資料も用意できるとのこと。
何から何まで恐縮です。本当にありがとうございました!

梅雨入りも間近と言われていますが、今年はたくさんプールに入れますように。

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