子どもが作る簡単料理!

サタデースクール

今日はNPO法人きよせラボの みんなの食堂プロジェクト の方々にお越しいただき、サタデースクール『子ども食堂』を開催いたしました。

本日のコンセプトは、子どもが自分で自分のご飯を作れるようになるということで、火も包丁も使わないメニューとなりました。

準備はテキパキと進む

曇天模様ではありましたが何とか雨に降られることもなく迎えることができました。
集合時間の1時間ほど前に集まって、最終打ち合わせと準備を始めます。

本日は火も包丁も使わないメニューということで、おにぎりと味噌汁、きゅうりの漬物の3つを作ることに。どれも簡単なので1年生の参加も。

材料はすべてきよせラボの皆様にご用意頂きました。参加者はエプロンや三角巾、マスクを持ってくるだけ。とても参加しやすいですね。

使用する炊飯器や箸などをしっかり洗って準備します。梅雨が始まるこの時期、衛生面は特に注意して進めていきます。

味噌汁に関してはお湯が必要になりますが、家庭では電気ケトルの普及によって子どもでも比較的安全にお湯を沸かすことができます。
学校には電気ケトルがないため、準備の時間に予めやかんでお湯を沸かして保温ポットに入れておきました。

自分でできた!を大切に

プロジェクトの皆様のお子さんにもお手伝い頂きました。黒板に今日の内容を書いたのもお手伝いで来てくれたお子さん方。慣れた手付きで準備が進んでいきます。

これでご飯を自分で炊ける!

まず最初はご飯を炊くところから。と言っても鍋でやるわけではなく炊飯器を使います。

まずはみんなお米をもらいに行きます。炊飯釜を持って並んでいる様子にほっこり。
自分でカップを使ってお米を釜に入れていきます。

今回は無洗米を使用したので、そのまま水も入れていきます。線ぴったりに入れるため慎重に。表情は真剣そのものです。

今日一番の心配事はブレーカーでした。本日は6つの炊飯器を同時に稼働させましたが、一度も落ちることなく無事に終えました。家庭科の時間にアイロン4台でブレーカーが落ちたこともあり、そこだけが唯一心配だったものの一安心です。
ちなみに落ちた場合は準備室等も使って別のブレーカーに分散するか時間差をつけるかなど対策も考えておりました。

炊いている間におかずの準備

ご飯が炊けるまでの間に、味噌汁と漬物に取り掛かります。

味噌汁は、乾燥味噌汁の具とボトル式の味噌を入れてお湯で溶くだけです。
最近は具も味噌も様々なものが出ていますよね。
味噌も貝だしだったりあごだしだったりいろんな味があって、簡単に使えるというのもありがたい限り。私も普段から使っています。

きゅうりはよく洗った後、手でちぎっていきます。ちょっと硬いですが、みんな上手にちぎっていました。
小さめにする子、大きめのままの子、長さを揃える子、みんなそれぞれでいい感じ。

そのあと塩や味噌をかけてよく揉みます。調理用の手袋も付けて、きゅうりがしっかり浸かるように一生懸命揉んでいました。

いよいよおにぎりづくりへ

そうこうしている間にご飯が炊けました。そのままだと熱いのでボウルに取り分けて少し冷まします。

ふりかけがたくさん用意されていて、好きなふりかけを持っていきました。塩むすびにするもよし、ふりかけを混ぜてもよし、おにぎりにしてからふりかけをまぶしてもよし。
みんなこちらも思い思いのおにぎりを作っていきます。

のりの巻き方にも個性が出ますね。
保護者と一緒に参加の子もいましたが、見守られつつもちゃんと自分で作っていきました。

待ちに待った食事タイム

3つの品が完成して食事タイム。
全部自分が作った料理、美味しいに決まってますね。

美味しい!という感想もありつつも自然と行われる黙食…。この3年で失ったものは大きい…。

それでも口に出さなくてもわかるみんなの表情。満面の笑みでパクパクと食べていました。

きゅうりの漬物も、すごい勢いで無くなっていきます。

片付けまでが料理

食べ終わった後はしっかり後片付け。炊飯器も含めて、使ったものはきれいに洗っていきます。

もちろんシンクや机もしっかりときれいにして無事にすべて工程を終えました。
終始みんなの表情がキラキラしてました。

きっとこれをきっかけに料理を手伝う!なんて子も出てくると思います。3日くらい今日と同じメニューが食卓に並ぶご家庭もあるかもしれない…。
「また来たい!」って言葉も出る中、みんな怪我もなく無事に終えることができました。

今後も続けていきたい

料理をするとなると、準備や衛生面などのハードルが高く清明小学校としてもなかなかできませんでした。今回はきよせラボ みんなの食堂プロジェクトの皆様が全面的に準備や進行をしてくれたお陰で実現できました。

また終始「子どもたちが自分で作れること」を徹底していたのが良かったです。自分が少しだけお手伝いしたのではなく、全工程やり遂げたということこそが大事だと思います。

今後もこういったノウハウを持った方や団体にご協力頂き、子どもたちのための活動が出来ればと思っています。
きよせラボの皆様、そして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

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