ようやく秋の訪れを感じる中、4年生の柳瀬川体験学習に行ってきました。
色々な要素が絡まって活動が実現できるか不安な部分もありましたが、無事に終えることができました。
気持ちのいい秋空のもと
6月から続いていた体育館の改修工事がようやく終わりました。
工事車両が入る部分に敷いてあった鉄板も撤去されたのですが、芝生は全滅。3ヶ月以上も鉄板で覆われていたので仕方がないですね。今年の運動会はなかなかの難コースになりそうです。
4年生はこの体験が1回目です。5年生でも柳瀬川体験学習がありますが、そのときは子どもたちが自分で課題や調査したいことを設定するので、内容が多岐に渡ります。
4年生の場合は初めてなので、まずは全員ガサガサの体験を行います。身近にある柳瀬川がどういう川なのか、どういった生物が生息しているかをこの体験を通して知る学習です。
岸の草がすごいことに
実は9月27日に5年生が柳瀬川沿いの岸でフィールドワークを行う予定だったのですが、雑草の生い茂りが凄まじく、とても活動できる状態ではないということで延期になりました。
学校から市へ連絡を入れていただき、今日までに刈ってくれるということだったのですが、上の画像のような有様…。子どもどころか大人が完全に隠れるほどの背丈まで生い茂っていました。
どうやらこの川沿いの部分は東京都の領分らしく、市としては市の領分である公園側の整備をしたとのこと。
昨日この状況であることがわかり、急ぎ都に連絡を入れたのですが間に合いませんでした。しかし早朝に改めて確認をして、川に降りるための道が辛うじて開いている部分を発見。岸での昆虫や植物観察も公園付近はまだ草が少ないため、いつもと違う場所にはなりますが何とか活動できました。
ちなみに公園側はこんな感じ。整備…したのか…?
ガサガサは順調そのもの!
今日は天気がよく、風もほとんどありませんでした。また昨日雨が降らなかったこともあり、川は一切濁りのない穏やかな状態でした。箱メガネがいらないほどの綺麗さで、水底がばっちり見えていました。
みんなライフジャケットを着用します。子どもは体が小さいため、万一のときにライフジャケットがすっぽ抜けないように股下にあるベルトもしっかり装着します。
川に入り講師の先生から柳瀬川のことや注意事項を聞きます。どこからどこまで流れているのか、歩くときの注意などしっかり聞いています。
私も1グループを受け持ち、ガサガサのやり方を説明しながら生き物を取っていきます。
最初は恐る恐るという感じだった子どもも、一度生き物が取れれば次々とガサガサに挑戦。なかなかの大物もゲットしました。
奥にいる大きな魚は鯉の子どもです。今まで何回かガサガサに参加していますが、これだけの大物は初めてです。子どもたちも大興奮!
今回はかなり多くの種類が取れたと思います。今までお目にかかれなかった生き物が沢山いました。
逆に今まで多くいた川虫の類は少なめでしたね。
ザリガニもいましたよ。
そしてレアな魚もいたようです。シマドジョウと言って、かなり水が綺麗でないと生息していないとか。講師の先生曰く、レア度は10段階中7とのこと。さらに10段階中10のホトケドジョウというのも、この柳瀬川には生息しているようです。ぜひ見てみたい!
虫もたくさん捕れました
全員が一度に川に入ることはできません。大人1人で見ることができる人数が決まっているからです。
川に入っているグループ以外は虫取りをしました。暑さも和らいで秋の虫の声があちらこちらから聞こえました。子どもたちはかなり多くの虫を捕まえていましたよ。
蝶やバッタ、コオロギなど結構サイズの大きなものまでいました。声だけ聞こえて姿が見えない虫も、子どもたちにかかればあっという間に捕獲できるようです。
来年に向けて
今回の体験学習も怪我なく無事に終えました。
楽しかった!で終わりではありません。これから今日の体験を通して柳瀬川や環境について考えていくことになります。
そして来年、5年生になったらそれをもとにより深く学習していくことになります。貴重な体験をぜひとも活かしてほしいと思います。
今回ボランティアとして2名保護者が参加くださいました。講師として来てくださったグローブライド株式会社の皆様、いつもサポートを行ってくださるNPO法人きよせラボの皆様、本当にありがとうございました。
この素敵な教材をいつまでも活用できますように!
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