国蝶オオムラサキを見に行こう

校外学習

今日は1年生の生活科でオオムラサキを見に行きました。
生き物と触れ合おうということで、虫の観察をする授業として急遽入りました。

清明小は先週から体育館の工事が始まっています。
壁や屋根の補修をして断熱性を上げることでエアコンの効きもよくなる予定です。
足場が組まれて完全に立ち入り禁止状態となっていました。

卵から成虫まで全部見れます!

雨の心配をしていましたが本日は見事に晴れ。
かなり暑い日となり、出発前から汗がダラダラ出てきます。

4月の段階で虫の観察などをしたいという先生からのお話しがありました。
清瀬の中里にある台田の杜では、毎年この時期にオオムラサキの展示をしています。
オオムラサキは日本の国蝶にも指定されています。

6月半ばにオオムラサキ展示の日程が出たため、授業として団体(1学年)の見学が可能か確認。
了承を得たので1年生の先生に紹介したところ、すぐに決定いただきました。

オオムラサキの展示は3週間ほどしか行われないため、ややタイトなスケジュールとなりましたが、無事に行けました。

飼育小屋にはオオムラサキが一杯!

こんな形で飼育小屋があり、たくさんのオオムラサキが中で飛び回っています。


オスが紫色でメスが黒っぽい色をしています。羽の裏側はオスもメスも黄色です。

オオムラサキは羽を閉じて止まることもあれば、開いて止まることもあります。
閉じていると黄色い部分しか見えないので、オスかメスか判断が難しい…。

小屋の中にはバナナが入った袋がいくつか吊り下げられています。
これがオオムラサキの餌となっています。
色々と試した結果、この形に落ち着いたとのこと。
小屋の中はほのかに甘い香りが漂っていました。

すべての過程が見られる

この展示何がすごいかと言うと、卵も幼虫も蛹も成虫も全ていっぺんに見ることができる点です。
卵も大きめなのですごく見やすいですね。

幼虫は角のようなものがあり、体にも突起物がいくつか見えます。
緑色なので、よく見ないと見つかりません。

葉っぱに隠れた蛹も発見。
蛹がいるところには札がかかっているので、見つけやすいです。

こんな風に帽子や肩に乗ってくることもあります。
施設の方が言っていた注意事項をしっかり守って、直接触らずに手を仰いでいました。偉い!

蝶は触ってしまうと鱗粉が取れてしまい、うまく飛べなくなってしまいます。
そのため直接触らずにそっと振り落としてあげる必要があるんですね。
ちゃんと話を聴いていたようで一安心。

隣の森も散策!

小屋はそこまで大きくないので、一度に全員は入れません。
1クラスずつ交代で入り、持ってきたプリントに蝶の絵を描いていました。

待っているクラスは小屋の隣にある台田の杜と呼ばれる森を散策。
小道もあって木陰がとても涼しかったです。

移動に片道20分以上かかるのでなかなか大変ですが、学校の近くにこういう施設があるというのは恵まれていると思います。
来年以降もこの時期に展示が行われる予定なので、今後も恒例の行事となるかもしれません。

暑い中ですが、みんな無事に帰ってこれました。
オオムラサキはなかなか自然で見かけない蝶だと思うので、いい経験になったと思います。

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